今回は注文住宅やデザインとは違うお話です

人間たるもの、いつも正確無比というわけにはいきません。最善を志してはいても予想外の展開になってしまうこともあるものです。
自分の行動が誤っていた、という単純なケースもあれば、誤りとは言えなくても期待通りの反応が得られなかった、なんてことも多いですね。
自分以外の人間は皆他人であり、自分とは異なる考え・発想をするわけですから、これはある意味当たり前の結果といってもいいものです。そこまで読み切れないのがまた人間、とも言える気がします。
そういう状況に陥った際最も有益な行動は「諦めが肝心。まず素直に過ちを認め、頭を切り替え迅速に対応策を徹底的に練り尽くし、次に謝罪の場を設けて許諾が得られるまで、打開策に納得がもらえるよう真摯かつ丁寧に説明を繰り返すこと」ではないでしょうか。

予算を有効に使え

さて今回の桝添氏

もう誰から見ても明快に行動が誤っていたわけですが、まずそもそも、発覚後の彼の行動が最善を尽くしていたとはとうてい思えません。救いようがない状況とはあのことを言う気がします。
であればなおさら、過ちを認めて謝罪するのは少しでも早い方がいいのに、自分がやったことなのに弁護士がどうのこうの、あんなふうにねばっちゃって。

「人のふり見て我がふり直せ」こういうことわざがあります。また「反面教師」なんて言葉もありますね。
つまり、桝添さんみたいにならないように心掛けることで自分の人間性をちょっと高めることができるかもしれません。
こう考えると桝添氏も、周り回って世のお役に立っていることになりますね。
「桝添さん、ありがとう?」

滝沢設計のお客様の為に活かす

私もたまに、思い込みや古い情報などによりお客様に誤った発信をしてしまうことがあります。
特にデザイン化された住宅設計においては高度に難解化していく中でのちのち微調整が必要となることがしばしば起き得ます。
軌道修正が不可欠な時、「なんとかこのまま進められないか」と思いめぐらしお客様への言い訳などをどんなに考えても、それは見苦しい時間の無駄であります。
たしかに自分の非を認めるというのは、一定の勇気が必要です。早々に潔くあきらめをつけ、打開策の検討を徹底的に行う方がはるかに生産的で、その後は、なんというかすがすがしい気持ちで事に当たることができ、スピード面でもまた結果も良好です。
お客様にとっても、早い段階でご説明・打ち合わせの場を設けさせていただきご安心いただくことでスムーズな進行を保つことができています。
それもこれも、数多くの桝添さんのおかげなのかな、どうなんだろう?

どう思われますか?