金額の妥結から工事契約へ、そして確認申請の提出

このタイミングで、一度お客様に、意中の施工業者の社長、担当現場監督と面談の場をセッティングしています。
施工業者の選定はとても重要な決定事項ですし、やはり社風や現場監督との人間的相性は必ずあるものですから、契約前に一度会っておくことは必要だと考えます。もし何かしら違和感が残るようでしたら遠慮なくお伝えいただき、それに換わる最もベターな選択肢をご提示していくことになります。
とにかくは、いずれの業者になるにしても、最終的には同じ家ができる。それがプロの工事監理です。

さて、概ね予定通りの額で修正された見積りが出てきました。

お客様に見積書を、ここではメール送付し金額を確認していただきます。
問題がなければ工事契約へと進みます。施工

そんなこんなしている間に確認申請の準備が整い提出。

準備期間・地鎮祭

審査の期間は2階建てなら2週間、3階建てですと4週間程度日数を必要とします。
この期間が空き過ぎ、のように感じられるかもしれませんが実際にはそんなことはありません。
施工業者は契約してすぐに工事を開始できるわけではありません。工事開始の段取りをするのに1カ月程度はかかるものだからです。
また、私設計サイドはこの間に室内の展開図を作成したり、採用となった内外装の実物見本を取り寄せたり、実は大忙しなのです。ただお客様サイドでいうと工事着工に必要な打合せ項目は済みましたので、今までよりも少しのんびりしていただいて結構です。

お客様にでき上った展開図ご説明し、実物見本を見ていただいて色や型番をお決めいただく打合せを行って、より詳細にこれからできていく家のイメージを実感していただけますと設計打合せはほとんど終了といえます。ということはイコール、図面が一式まとまってきた。ということでもあります。(ただ、完璧に全てをここまでに決めなければ、ということではありません。たいていの場合いくつか未決定事項は残るものです。)

それから、地鎮祭もこの時期に行います。とはいえ、最近では地鎮祭は行わず(神主さんに数万円の「初穂料」を払わなければなりませんし、節約も大事です)、近くの神社で「鎮(しずめ)もの」というお守りのようなものだけを購入して、それを基礎の中に埋めることで代わりとされる方が多くなってきました。

工事着工

さあ、建築確認の取得です。いよいよ工事着工(地盤改良か、もしくは基礎着工)です。

あと図面として残っているのは、電気図面です。
コンセントやスイッチの位置、そして照明器具の選定など、これはできれば基礎工事の間に決定させて、上棟の時には施工業者に「最終図一式(一部未決定部分有り)」として渡します。

その(7)に続く