家を建てる、その費用は多岐にわたります。その中で一番大きなものは工事費ですが、もちろんそれだけではありません。

というより先に、まずその工事見積りに一見入っていそうで入っていないものがけっこうありますので、ここは要注意です。

疑問・質問には丁寧にお答えします

A,必ず入っていないもの

・テレビアンテナ工事、数万円程度。(お近くの電気屋さんの方が緊急時にも便利ですし、この頃はケーブルテレビが普及しました)

・水道局納金、1万円程度。

・工事契約時の印紙代、1万円

・地鎮祭で神主さんに払う初穂料、3~5万円

・上棟式の費用、1~10万円

B,初回見積もり時には入っていないもの(後に金額が出次第算入されていくことが多い)

・既存建物解体費

・地盤改良費(地盤の強度を調べて、必要があれば補強工事をします)、80~100万円。

・水道の道路からの引込が必要な場合の費用(古い基準の細い管は太くして入れ直します)100万円~。

・地盤調査費、3~5万円。

・外構工事

・その後の打ち合わせによって増えていく工事(初めに載っていないのは当たり前なんですが)

・施主支給する場合の購買費

C,設計料(工事費(A,Bは除く)の10%~15%、滝沢設計の場合は6~8%)

D,これ以外の費用=これがつまりは諸費用です。

・お引っ越し、仮住まい(引っ越し1回で済む場合もある)*ネット検索で底値の引っ越し業者を選びましょう

・融資を受ける場合金融機関手数料、契約時の印紙や司法書士費用(必要ない場合もある)

・登記費用、(表示登記約9万円、保存/抵当権設定登記約20万円)*なるべく、銀行お抱えの司法書士・土地家屋調査士はやめましょう。たいていが法外な値段となります。でも融資があり抵当権設定登記が必要な場合は銀行に指定されることが多いです

・火災保険、年間1~2万円

・エアコン(家電量販店の、店頭でなくネット販売のサイトで底値を比較しましょう)

・カーテンレール・カーテン(インテリアショップは安くないのでまず除外。一番安くてたくさん選べるのはやはりネットの通販サイトですが、ニトリが店頭で色柄を確認できるのでいいかもしれません

・非居室以外の照明器具(大きな部屋のシーリング照明は、デザイン性を求める場合は大手照明器具メーカーではないネットショップの方が気の利いたものが安価に手に入ります。ササっと決めるならニトリ。

・入居後の新調家具、家電(家電品も、家電量販店の店頭でなくネット販売のサイトが的確に底値を狙えます。家具についてはお好みですし、ここにはお金をかけてもいいという方も多いようです)

・表札(悩みたくなければホームセンターに行ったついでに、取り付けやすいものを購入しましょう。凝りたい場合は建築にご相談かもしれません)

諸費用は融資やお住まいの状況により、その方達さまざまですが、よく抑えられた場合まれに概ね100万円程度で収まることもあります。
でもなにかと費用がかさむ場合は、130~150万円程度は見込んでおいた方がいいでしょう。

(建て替えの場合は仮住まいの費用も必要ですね)