プラン

プランは「これしか
できません」といったものでなく、様々なパターンが考えられます。
ただし、利点は大きくかつ、欠点のないもの、となりますとかなり絞られてきます。
そうして候補に残ったプランについては並列に並べて、お客様と一緒に各プランを次の諸要素について検証を行っていきます。
・全てのご要望が満たされているか?
・優れている点、いまひとつな点
・動線に無駄がないか、使い勝手は?
・採光・通風・冷暖房効率・防犯・プライバシーはどうか
・構造強度は?
・工事費は?

uti4ここでの私は、主観に立たず客観的にそれぞれのプランの検証結果をお伝えすることになります。あくまでも決定するのはお客様ですから。
お客様からの反応・質問にお答えして説明を加えていくと、だんだんと選択肢が狭まってきて、脱落するプランがでてきます。
こうしったことがごく自然に進んで行くのが理想です。
論議が尽くされた時には、おのずと最終プランの姿が浮かび上がってきているはずです。ここまできた段階で、いったん建物外観にも目を向けていただくために外観パースを作成します。

外観パース

当然人それぞれに外観に対しても好みがあります。平面プランと建物の外形は連動していますから、「このプランによってできる外観のバリエーション」をご確認いただき、その好みによってはプランに変更が求められることもあります。
残念ながら道路斜線制限や、東京都や横浜には高度斜線制限もあり、全くの自由に外観を想像できるわけではなく、それらをクリアした中でよりよいデザインを創っていくことになりますので、ときには多くのバリエーションはご提案できないこともあります。
そうしたいろいろな情報を吸収して、ご自分の家についてのイメージを高めていただくことが目的です。まだここでは外観の決定まではしていただかなくてもけっこうです。

その(3)へ続く