新たな段階へ突入、ここから工事監理開始

設計打合せ その(6)で、設計業務自体は一段落つきました。設計に関する打合せのほとんどはこの時点では解決済となっているはずです。
工事が始まりましたので、私の仕事の中心は工事監理へと移行していきます。
でもお客様との打合せはもちろん継続中。このタイミングはまさに上棟の時期が近づいています。

上棟の日はいかがしますか?

今現在は以前のような賑やかな上棟式を取り行おうという施主さんは、きっぱり、皆無です。色々と理由は考えられるでしょうが、一言で言えば時代の流れだと思います。
でもせっかくの記念となる一日。滝沢設計では簡易的な上棟式をご提案しています。
もちろん一切なにも行わない、というお客様もいらっしゃいますが、まずはこうしたことをお勧めし、どうなさいますか?という打合せは必ず行っています。私達の仕事はデザインと技術提供だけではありません。初めから完成まで、トータルにきめ細かくコーディネイトすることも、とっても大切な責務です。

本格的な木工事開始

この時期は私の現場での打合せは大忙しです。
大工さんはもちろん、水道・電気・屋根・外壁・建材・・・ひとたび現場に行こうものならもうすべての業者から質問攻め。それはそうですよね、私にとっては細部まで検討し尽くした見なれた図面でも、彼らにとっては生れてはじめて見る図面なのですから。
そこでは職人さん達から「ちょっと図面とは変わるけど~やらしてくれないか?」のような相談もあり、それがなるほど、たしかにその方が施工は確実で、しかもデザイン上の変化も支障がない、こともあります。
現場の人達の負担を減らし、気持ちよく仕事を進めてもらいことも大変重要な成功のカギですので、変えてもいい事についてはお客様にその都度お話しし承諾を得ながら進めていきます。

現場日記

一度、工事現場を見ていただきます

床が貼られて、工事現場を歩くのに足場が良くなってきた時期に、一度お客様に見に来ていただく日を設けます。
いままでにお話ししてきたように工事がなされていることを確認し、ご安心と、「家を造っているんだ」という実感も重ねていただければという想いと、電気工事のコンセントやスイッチの位置なども、この際にご確認いただきます。

その(8)へ続く