工事費・見積り金額の舞台裏

施工業者(=総工事の元請け業者。工務店やハウスメーカーのこと)は大工さんや水道屋さんペンキ屋さんなど、それぞれ専門の業者(=いわゆる下請け)に各工事を振り分けます。
例えば水道屋さんは工事が終わると、配管や便器などの材料費と現場で作業した人の人件費の合計を、工事費として元請け業者に請求します。
お客様への見積もり金額は
1、全ての業者の請求額を想定した合計(=全工事費)
2、建材(ドアや床材など)、設備品(キッチンやユニットバスなど)といった元請け業者が購入する金額
3、1と2の合計にその会社が設定する利益率をかけて算出された額
の合計です。

見積

さて、ここからどうやってコストダウンしていきましょう?

まずこの、水道屋さんなどのひとつひとつの工事費を交渉したり、又は施工方法を工夫して圧縮すること、は当然のことです。この努力をしない施工業者は対象外です。
また、購買(建材や設備品の仕入れ値)で積極的に原価を下げる努力も必要ですが、こちらについては流通形態の革新によってスケールメリットが減り、小さい会社でも大手ハウスメーカーに近いコストダウンが可能になっています。
ということは、1と2は頑張っている会社ならどこの施工業者もさほど大きく変わらない、ということです。
でも同じ図面から出た見積もりなのに会社によって金額は様々ですね。ではなにが金額に違いをもたらしているのでしょう?

それは利益率です。

元請け施工業者はその利益で社員の給料を払い、会社を運営してゆかなければなりません。
大きな会社がその会社の規模(=必要となる経費)に応じた高い利益率を設定することは、なにも悪いことをしているわけではありません。
ただこれを言い換えると、お客様が本社で働く事務員さん達の給料・住宅展示場や駐車場の賃料を支払ってあげている、とも言えます。
それは逆に、社員数の少ない施工業者ほど低い見積もり金額が可能になるということも示しています。

「大手は安心だから。」(?) 「あの工務店は知り合いだから全部任せよう」(?)
しかし、ハウスメーカーはクレームの出ないような家の造り方を自社基準で設定し、それに近づけるようお客様を巧みに誘導してしまいます。(私自身もハウスメーカーに勤めていたので良く分かるんです)
また、工務店さんに設計込みで頼んでも、彼らはデザインや発想力については専門分野ではありません。
せっかくの一生に一度の住まい造りですから、夢をあきらめたり、余分なお金を投じて心にモヤモヤを残すことはとても残念なことです。

まとめ。同じ高い品質で、より低価格な工事ができるのは

1、利益率を低くできる、従業員の少ない会社
2、発注単価の圧縮、購買に力を入れている会社
3、最新の施工技術を常に学ぶ努力を怠らない会社
この条件を満たす施工業者を、厳しい視点で選別することが、初めの一歩です。
でも良い器をそろえても、それを良質なもので満たし、使いこなさなければ宝の持ち腐れです。

その為の仕上

知識と技術を持った設計事務所がきちんとチェックすれば、小さな工務店さんでも高いレベルの工事を充分に行えます。
そしてもう一つ、大事な事があります。
デザインには難しい工事がつきものです。何も考えないでただ進めるととんでもない工事費になってしまいます。
お客様にデザイン提案をする際には同時に、最も工事費のかからない施工方法が頭の中にしっかりと構築されていることが必須です。

こうした積み重ねの結果滝沢設計では、大手が避けてやらないような難しい工事でも、良心的な低予算で、お客様の夢をかなえ続けています。
大切なのは、高い満足感を持って住み続けられることですから。

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